一般的な喘息の治療
<喘息予防・管理ガイドライン2006>
- 発作時には短時間作用性吸入β2刺激薬を頓用するが、感冒などの特殊な憎悪因子がない普段は短時間作用性吸入β2刺激薬の頓用が不必要な状態になるように長期管理を行う。発作時でも短時間作用性吸入β2刺激薬を3~4回/日必要になることが週に3日以上ある場合は、長期管理をステップアップする。
- 抗アレルギー薬:本表では、メディエーター遊離抑制薬、ヒスタミンH1拮抗薬、トロンボキサンA2阻害薬、Th2サイトカイン阻害薬を指す。
- 記載順は選択順を示すものではなく、各症状に基づいて、担当医が決定する
- 経口ステロイド薬は、まず間欠投与から開始する。
※スッテプアップする場合いは、各ステップにおける薬剤アドヒアランスが十分であることを確認した後に行う。
当院における喘息の治療
喘息の治療は完全にマニュアル化されており、症状,,検査データを入れれば治療方針が決定されるようになっています。
しかしながら、これは現在の症状に対しての処置です。呼吸機能の低下は閉塞によるものと痰による酸素と二酸化炭素との交換が出来なくなったものですから、後鼻漏などは重要な悪化因子です。
基本的には良くできたガイドラインですが図に示したような悪化させる原因、ならびに大元になる原因があります。
当院ではこれらを探して取り除くこととガイドラインによる治療を平行して行います。
自律神経 漢方薬の処方 原因の除去
アレルギーの関与 (アレルギー性鼻炎の項を参照してください)
風邪 適切な処置